インタビュー

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【 この人 】

利益が幸福の土台に

2026年09月01日

大阪府トラック協会 鴻池 忠彦 会長

 6月、会長に就任した。「ドライバーはじめ会員各社で働く従業員とその家族の幸福な生活を実現することが協会の目的。そのために全力を尽くしたい」
 目的の達成に向け、さまざまな課題に対処する必要がある。「まず遂行しなければならないのは、適正な利益を確保すること」。賃金水準のアップや人材育成、職場環境を改善する設備投資、事故防止につながる安全教育といった施策を実行するには原資が欠かせない。利益は充実した生活を支える土台になると考えている。
 実現には、荷主との運賃・料金の交渉に臨まなければならない。会員企業によって事業状況や取引先との関係性は違う。話し合いが順調に進むとは限らず、慎重になることは理解できる。だが「小さな一歩を踏み出すことが大切」。高騰が続く燃料コストや人件費、付帯作業や待機時間の実態を把握し、データを示すことから始めたいとする。
 業界の動向に目を向けると、トラック輸送を取り巻く状況は前進している。トラック適正化二法、改正物流効率化法、中小受託取引適正化法(取適法)などの法整備が進展し、会員企業が正当に主張し、荷主と円滑に議論を行える環境が整いつつある。
 これまで以上に協会本部と支部が一体となって、会員企業が必要とする支援を手厚く実施する。例えば、交渉に向けた原価計算や経営分析報告書の活用方法を学ぶセミナーを充実させる。
 また「改正が続いた物流に関わる法律の内容把握が難しいとする声に対応し、理解を助ける施策を展開していく」。