インタビュー
【 この人 】
変化にぶれず支援
2026年08月25日
航空貨物運送協会 山中 哲也 会長
6月、杉山千尋前会長からバトンを受け取った。事業環境が変化する中でも、「ぶれずに会員企業の支援に力を尽くす」と意気込みを語る。
1984年、近鉄エクスプレスに入社以来、シンガポール現地法人の社長や米州の本部長を歴任。社長を務める現在を含め、丁寧なコミュニケーションを重視してきた。航空貨物運送協会(JAFA)の会長としても、「会員企業との意思疎通を何より大切にしたい」と話す。
業界は大きな転換期に入っている。テロ対策強化のため、1月以降、フォワーダーは運営する施設へのX線検査装置の導入を進め、年内にも導入を計画する全施設への設置が完了する見込み。JAFAは、高額で予備機の確保が難しいX線検査装置が故障した場合の対応などについて国との調整を図ってきたが、今後も各社の利用状況を調査し、課題の洗い出しや、国への要望活動を行う。
またフォワーダーは元請けとして、トラック運送企業に国内の集配を依頼する立場。トラック適正化二法をはじめ、近年、運送に関わる法改正が続き、「各社が法令順守を徹底できるよう、情報提供などを通じてサポートしたい」。
一方、米国の関税政策や中東情勢などの不透明な国際情勢は、「われわれだけでコントロールするのは難しい」と受け止める。重要なことは未来につながる活動で、次世代のフォワーダー業界を担う人材育成に向け、危険物の取り扱いといった教育訓練を着実に進める。
料理が好きで、毎週日曜日、音楽を聞きながらワイン片手に腕を振るう。得意料理は豚汁や唐揚げ、ロールキャベツで「家族に大好評」。
