インタビュー
【 この人 】
誇り持てる物流業界を
2026年08月18日
運輸デジタルビジネス協議会 鈴木 正秀 代表理事
運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)は8月、創立10周年を迎えた。5月に代表理事に就任し、「物流業界で働く人が誇りを持てる世界を目指す」と意気込む。
創立当初は特に期待されていなかった。デジタルテクノロジーを活用して運輸業界の経営を改善する――。時代は先取りしたが反響は小さかった。それでも前代表理事の小島薫理事らの精力的な活動に200社以上の企業が引き寄せられた。
事務局長として2年間TDBCを支え、変革期を目の当たりに。「業界や個社の垣根を越えたワーキンググループ(作業部会=WG)活動が強み。社会実装に向けたWG活動をより充実させたい」と熱くて重いバトンを受け止めた。
一方、当初目標に掲げた、中小零細運送会社の業務のデジタル化は道半ば。だが「潮目は変わりつつある。中小であっても生き残るためにデジタル化は不可欠になる」と諦めない。
1992年からマイクロソフトに19年務め、ウィンドウズシリーズの開発に従事。「ウィンドウズ95の開発時、社会が変わると確信し、非常な高揚感にひたった」と貴重な経験を持つ。外国人含め多様な人と仕事をして磨いたコミュニケーション力は組織運営に生きている。大事にしているのは経験と「オープン・ザ・ドア」。「仕事も遊びも経験が大事。また人を巻き込むには、まず自分の心を開かなくてはいけない」
土・日曜日も忙しい。趣味の草野球は40代で引退したが、その後は監督として少年野球に関わり、現在は調布市少年野球連盟理事長として選抜チームの監督を務める。「二刀流」の相乗効果で新たな未来を開く。
