インタビュー
【 この人 】
物流の足腰さらに強く
2026年05月19日
中部運輸局 神谷 昌文 局長
4月1日、中村広樹前局長からバトンを受けた。「中部はモノづくりを中心に日本をけん引する経済圏で、交通と物流の要衝。地域の特性と取り巻く環境を踏まえ、強く豊かな中部の実現に向け力を尽くしたい」
中部は、自動車をはじめ、航空・宇宙、防衛、半導体、産業機械、繊維など国内屈指の製造業集積地。「中部の経済成長を持続させるには、モノづくりを支える物流の足腰の強化が不可欠」。さらに「地域公共交通と観光を通じた豊かな地域づくり、輸送の安全・安心確保と防災危機管理にしっかりと取り組みたい」と意気込む。
トラック運送に関しては、「過当競争や多重下請け構造、運賃の低下といった課題を抱える中、(ドライバーの労働規制強化に伴う)2024年問題が発生し大転換点を迎えている」と認識。商慣行の是正や物流DXによる効率化、荷主・消費者の行動変容といった「物流革新」が必要と強調する。
3月に閣議決定された総合物流施策大綱や、改正物流効率化法、トラック適正化二法など物流革新への枠組みも整ってきた。「トラックをはじめ物流企業を先頭にして、荷主や消費者、行政が連携・協働し、より良い物流の構築へ取り組むことが重要」。トラックや倉庫などの物流企業に「一丸となって頑張っていこう」と呼び掛ける。
職務で大切にしたいことは「現場力」と「議論を重ねる」。名古屋市出身だが、中部での勤務は初。子どもの頃は中日ドラゴンズの大ファン。「名古屋に戻ったからには、体を動かすことも踏まえ、中日ファンとして応援に行きたい」と意欲を燃やす。
