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2025.10.28付

【鉄道貨物のミライ】第29回 生きる道は特性の追求 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏

 これまで北海道貨物撤退論から日本の鉄道貨物が抱える問題を見てきた。だが、これらを解決しても鉄道貨物は現状のわずかなシェアを維持するだけで、存在感を大幅に高めることはできないだろう。本質的な問題は荷主がトラック輸送を必要としていることだ。
 鉄道の優位性は旅客、貨物共に大量輸送・高速輸送と言える。鉄道貨物が1970年代以降に衰退したのは、重厚長大の第二次産業から軽薄短小の第三次産業に産業構造が転換したことで、ドアツードアの多頻度小口配送が主流になり、小回りが…

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