インタビュー

【 この人 】
魅力ある職場へ

2018年08月28日
武蔵貨物自動車 増田 力 社長
「働きやすく、働きがいのある職場を目指したい。従業員から『武蔵貨物自動車に勤めて良かった』と思ってもらえる会社をつくっていく」
昭和61年の埼玉銀行入行以来、りそなグループで勤務。30年間以上にわたる銀行マン生活で、バブル経済崩壊、リーマン・ショックなど数々の大転換期を経験し、都度、最善の策は何かと自らに問いながら仕事をしてきた。その姿勢を武蔵貨物自動車でも続けていくと意気込む。
武蔵貨物自動車への人事発令が出たのは昨年。トラック業界は初めて飛び込む世界。「武蔵貨物の名は知っていても、接点があるわけではなかった」。そこで、まずは業界の歴史を学ぶことから始めた。昨年の副社長就任以降は全店所を訪問。現場の意見を聞き、今後どのような変化が必要になるかを考え続けてきた。
当面は働き方改革への対応に取り組む。目標を指示するだけでなく、従業員に目標の背景を理解してもらうことで、働く人の意識改革を進める。銀行時代の経験も生かし、さまざまなノウハウを確立していく。
将来的に「働き方改革を〝生き方改革〟」に変え、従業員が時短で生まれた時間を自己実現に活用し、充実した生活を送れるようにすることが目指す姿。「過去の延長で物事を考えても、明日は開けない。中間管理職の教育強化などを通じ、働く人に魅力的な会社づくりを進める」
ゴルフ、読書とともにスポーツ観戦が趣味。来年開催のラグビーワールドカップでは、「(営業拠点が多い岩手県の)釜石市で開催されるゲームを観戦してみたい」