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2025.07.29付
【提言!出版物流の未来に向けて】第2回 ルート配送の条件と課題 出版ジャーナリスト 飯田 一史氏
出版物流の大きな特徴の一つは、出版社―取次―書店間の取引では業量の多寡に関係なく、ほぼ毎日同じルートで配送を行っている点にある。もちろん書店がつぶれたり、コンビニが増えたりすればルートを変更するが、夜間から翌日昼ごろまでかけて、トラックで数十の店舗を回るのだ。
印刷所や各出版社の倉庫から送られた出版物を取次がまとめ、それを運送会社が整理して各地に運ぶ。首都圏などの一部地域以外は取次の自家配送ではなく、取次各社が乗り入れして共同配送する。
ルート配送では定…
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