インタビュー

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【 この人 】

是が非でも事業進化

2025年11月04日

ボックスチャーター 柴﨑 安利 社長

 来年、「JITBOXチャーター便」は販売開始20周年を迎える。コロナ禍で一時的に販売実績が伸び悩んだが、ほぼ右肩上がりの成長を続けてきた。「まだまだ成長期にある商品。さらに事業を大きくしたい」
 子どもの頃から「世のため、人のためになる仕事がしたい」と思い続け、社会インフラに関わる企業への就職を志した。顧客と社員が互いに顔の見える関係を築き、信頼を得ている「宅急便」に魅力を感じヤマト運輸に入社。宅配現場を経て、大阪の旗艦拠点・関西ゲートウェイの稼働開始に責任者として携わったほか、長年ネットワークや幹線輸送の最適化を担ってきた。
 今年4月の現職着任後、特積みをはじめ全国の有力物流各社が加盟する強固な共同輸配送ネットワークに心を打たれた。「各社とのつながりは大きな強み。持続可能な物流を支える協業の輸送商品として顧客も期待している。是が非でも事業を進化させる」
 発着荷主のニーズに寄り添い「より便利で簡単に輸送できる商品に昇華させていくことが使命」。顧客が利用しやすい環境整備と同時に、加盟各社とのコミュニケーションを密にし、販売しやすく高品質でより安全に運べる仕組みづくりに心を砕く。加盟の輪を広げることにも意欲的だ。
 「変化を恐れない」「あふれんばかりの当事者意識」を心に刻む。「失敗しても得るものはある。当事者意識を持てば仕事はさらに楽しくなる」。高校時代までは野球に熱中。今は「体を動かすと頭の中を整理できる」とジムでの筋トレを欠かさない。ゴルフも好きで「早起きは苦にならない」。