インタビュー
【 この人 】
売上高1200億円へ重責
2025年10月28日
丸和運輸機関 平野 健治 社長
6月、創業者の和佐見勝社長(現・会長)からバトンを引き継いだ。丸和運輸機関が掲げる2026年3月期の売上高目標は1200億円。これまで社長を務めてきた九州丸和ロジスティクス、東北丸和ロジスティクスより顧客の事業規模が大きく「重責を感じている」。
経営では和佐見会長の志と同じく、社員を大切にし幸せにしたいと第一に考えてきた。物流業界で人手不足が続く中、12年ぶりに丸和運輸機関に戻り現場を訪問したところ、多くの若手が活躍している姿を目にし、進歩を実感した。さらなる成長に向け、仕事を通じて進歩し自信を持てるよう、若手を含む社員一人一人に役割を与え、経験を積ませる。最終的に「勤務して良かったと思える会社にしたい」。
グループ会社の社長時代から、社内コミュニケーションを大事にしてきた。毎日の朝礼、現場訪問時にはグループの理念を伝えるだけでなく、感謝の言葉を掛け続けてきた。
社員のおかげで実現したこともある。東北丸和ロジの社長退任前の25年3月期、目標だった売上高100億円を達成。17年の着任時から約3倍に拡大した。新規物流拠点を積極的に展開する中で立ち上げの際、各拠点の社員が協力してくれたからこそ実現できた。「売上高100億円は事業会社の一つの目標だった。感謝している」と振り返る。
プライベートでは、日本酒と温泉が好き。東北丸和ロジの社長時代には、勤務地の仙台市から30分以内に温泉が複数あり「一汗かき、疲れた体をリフレッシュした」。
