インタビュー

メインビジュアル

【 この人 】

「勉強と親睦」発展へ 

2023年09月26日

倉庫業青年経営者協議会 小山 嘉一郎 会長

 6月の総会で、2年間の任期が満了した富永太郎前会長からバトンを受けた。就任時、会員各社の前で掲げた言葉は「全速力で駆け抜ける」。今年、倉青協は設立50周年を迎える。節目となる年に協議会の指針である「勉強と親睦」のさらなる発展を誓う。
 新たな試みとして、「倉青協事務局通信」という情報発信活動を始め、結束力向上を図っている。毎月1回、会員企業にメールで発信し、研修会やイベントの様子、今後の予定などを共有している。「新しく加わった仲間に早くなじんでほしい」との思いから、新規会員を顔写真付きで紹介するコーナーも設けた。
 「倉青協の人たちに育ててもらった恩がある。これから入会してくる人も同じように成長できる環境づくりを進める。少しでも恩返しをしていきたい」と、自身の経験を振り返りながら話す。会員企業の経営手法に焦点を当てた見学会や交流会に加え、ITや不動産経営といったテーマの研修も予定している。「(メンバー全体で)共に学び、成長する機会を提供したい」
 最終的に目指すのは、勉強と親睦の指針を保ちつつ、「胸襟を開いた親密な関係の構築」だ。現在も交流を活発化させており、一部では会員同士のビジネスにも発展。小山会長自身も昨年11月、協議会の交流をきっかけに、同じ考えを持つ倉庫6社でチームソリューションという合弁会社の設立を実現させた。
 趣味はサーフィン。大学の卒業旅行先のオーストラリアで、波に乗る楽しさを知って以来、病みつきに。休日は千葉や茨城の浜へと出向き、海と戯れながら気持ちをリフレッシュさせる。