インタビュー

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【 この人 】

業界の未来を見据え 

2017年09月12日

倉庫業青年経営者協議会 池田 雅一 会長

 6月、前任の太宰栄一白石倉庫社長からバトンを受け、第22代会長に。「伝統ある倉青協の会長に就任し、身が引き締まる思い」
 倉青協は昭和48年設立。平成30年に設立45周年の節目を迎える。「親睦と勉強」を理念に、50歳以下の若手経営者とその後継者が会員。「年齢が近い経営者と気軽に話せることは倉青協の魅力の一つ。経営者としての振る舞いからお酒の飲み方まで。何気ない会話から経営のヒントを得られることもある」
 会長就任の要請は突然やってきた。「予想すらしておらず驚いた」。当初は迷いもあったが、先輩の後押しと、会社の理解もあり就任を決意した。「社長職との両立に苦労している」
 任期中のスローガンは「温故知新~50周年とその先の未来に向かって~」。「これまでの歴史を踏まえ、業界を取り巻く厳しい状況を直視し、倉青協と業界の未来を見据える」との思いを込めた。新しいスローガンの下、全体会を会員がいない県と未開催県で開催することを計画。今年は長崎だ。全体でテーマ別に討論を行う分科会を、年齢別に行うエイジグループ制を6年ぶりに再導入。従来のIT委員会と広報委員会を統合し、インターネットを活用した情報発信や、業界他団体との交流会などの取り組みを進めていく。
 好きな言葉は「感謝」。人は1人では生きられない。「互いに助け合いながら生きている。感謝の気持ちを持つことは大事」。趣味は映画鑑賞。特に好きな作品は「スターウォーズ」。大胆なストーリー構成が気に入っている。「旧作から最新作まで見ている」

(遠藤 俊)