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2016.11.01付

【トラックの生産性向上】 第3回 差を生む産業構造の違い サプライチェーン・ロジスティクス研究所 久保田 精一 代表社員

 前回、日米のトラック運送業での生産性の違いを見てきた。今回は引き続き、日本との生産性の違いを生じている米国のトラック運送業の特徴を見ていこう。
平均輸送量は日本の3倍超
 米国の特徴としてまず挙げられるのは、輸送効率の高さ。統計データによると、日本の営業用トラックの平均輸送量(輸送1回で運ぶ重量)は4~5トン程度にすぎないが、米国では15トン前後で数倍の開きがある。輸送の付加価値は原則的に輸送量に比例するから、労働生産性が高くなるのは当然だ。
 米国のセンサスデータ…

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