インタビュー

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【 この人 】

「変化」促す存在に

2014年11月25日

SGホールディングス 町田 公志 代表取締役

 来春の社長就任を控え、「身の引き締まる思い」。来期が最終年度の中期経営計画達成へまい進。宅配・ロジスティクスの合同営業体制構築とともに、海外展開、運輸・物流以外の新領域に挑むグループ経営のかじ取り役となる。「変化を促す存在でありたい」
 海外展開はASEAN(東南アジア諸国連合)を焦点に進める。不動産やIT(情報技術)、自動車整備、ファイナンス(金融)などグループの多様なノウハウを生かし、新領域を開拓。「運輸・物流と関連させながら、自分たちの経験や知見を基に成長可能な分野を育て、新しいグループ像を築きたい」という夢がある。
 「一番の適任者」と栗和田栄一会長兼社長。人望は厚い。経営者としての実績や多くの経験、人格や社員との接し方、トップダウンに偏らずボトムアップを尊重する意欲が評価された。
 長年、不動産業界で活躍。SGグループ入社後は不動産部門の経営を通じ、社会インフラとしての物流の意義や責任を実感してきた。
 「フェア(公正)」が信条。「何でも真面目に一生懸命取り組む」と自己評価。「努力は好き。ゴルフや英語も上手になれるよう努力している」
 経営者として「現場との対話」を重視。これまでも「多くの社員と本音で議論し、時にはぶつかり合いながら解決に導いてきた」。今後もその姿勢は不変だ。
 「現場社員たちと車座になって酒をくみ交わしながらコミュニケーションを」という栗和田会長兼社長の強い思いにも応える。「アフターファイブを含め、気楽に話し合える場を積極的に設けていきたい」
(水谷 周平)