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2014.11.11付
【会社を変える人の話】18 働き方のモデルづくり「手が届く」がカギ 日本能率協会コンサルティング チーフ・コンサルタント 田中 良憲氏
〝多様性〟や〝男女にとっての働きやすさ〟を実現するため、組織的に働き方の見直し活動を行うことは重要。だが、最終的には組織に所属する個々人が、目指す状態や新しい取り組みに納得し、「自ら変えていきたい」という成長意欲をもって取り組む前向きな姿勢が大前提である。
われわれが〝前向き〟になる時、つまりモチベーションが上がっている状態は、心理学や脳科学では「個々人に設定された目の前の目標に、手が届きそう、届きそうじゃない、半々な状態」とされる。
あまりに高い目標設定はやる気を阻害する。多様性実現への活動を自分の事として捉え前向きに取り組んでもらうには、会社の中で「目指したい、手の届きそうな人材、手本」というロール・モデルを設定し日常的に示すことが重要とされる。…
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