ニュース

2014.11.04付
【運転席から物流論】138 高速道での安全速度調節(2) トラックドライバー、ジャーナリスト 長野潤一
前回に続き、高速道路での速度調節について長年の経験を踏まえ私見を述べたい。前回の内容をまとめると、トラック・バスには3つの速度帯のグループがある。速度は社速やリミッターにより規定されている。オートクルーズ(自動走行)を使って一定速度で走る場合が多いが、速度差が僅差の追い越しは時間がかかり、危険な密集状態を生じさせる。定速からプラスマイナス5キロ調節で追い越しがスムーズになり、安全な車間距離を保てる。
今回は乗用車とトラックの共存がテーマだ。
乗用車は集団で走りたがる
乗用車にも高・中・低速の3つの速度帯が存在する。中速といっても、近年は乗用車の高性能化でトラックの流れよりかなり速い。トラックの多い平日と、土日祝日では高速道路の流れは明らかに変わる。高速車は、隙間があったら左からも追い越す、自分勝手な走り方をする。昔より減ったがいつの世も存在する。
電子版のIDをお持ちの方はこちらからログインできます!
ログイン