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2014.10.28付

トラック業界 年末繁忙乗り切れるか 荷動き減でも人不足

ことしも近づいてきた年末繁忙期――。トラック業界から輸送力不足を懸念する声が出ている。4月の消費増税以降、荷動きは停滞。それでもドライバー不足が改善する兆しはない。昨年はアベノミクスによる景気回復基調の中、輸送需給がひっ迫。「また同じことが起こり得る」(日本貨物運送協同組合連合会)。
    
 「11月から12月にかけて、輸送できなくなるのは間違いない」
 先月、静岡県トラック協会が開いた適正運賃収受に関する緊急大会。大須賀正孝会長は、輸送力不足への危機感をあらわにした。「荷主から出たものを全部運ぶのはトラック事業者の基本。でも、ドライバー不足ではできない」(大須賀会長)。
 荷動きは停滞している。弊紙が毎月実施する「荷動き調査」によると、物量が前年同月を割り込んだのは、7月が回答事業者30社中22社、8月が同29社中25社。8月平均で10%の下げ。1割以上落ち込んだ事業者が複数ある。

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