ニュース

2014.10.21付
トラ専用レーンで議論 国交省・国土幹線道路部会 委員から厳しい意見も
国土交通省は9日、高速道路料金や整備の在り方を検討する国土幹線道路部会を開き、業界団体にヒアリングを行った。今後の高速道路整備について、日本商工会議所は貨物限定の専用レーン設置を要望。対して、委員からは「大型車の過積載対策をどう考えるのか」と厳しい質問が飛んだ。
日商が求めたのは未開通区間の早期整備、低価格でシンプルな料金制度の構築など17項目。特に高速道路を賢く使う取り組みでは、貨物車だけが走行できる専用レーンの設置など、物流効率化と大型車の利用を促進する工夫が必要とした。
この案に対し委員の意見は分かれた。一橋大学大学院教授の根本敏則委員が「走行レーンを限定すれば構造面から(道路改修)コストが抑えられる」としたのに対し、東京大学教授の家田仁委員は「老朽化の原因は過積載を行うずるい物流会社にある」と指摘。
電子版のIDをお持ちの方はこちらからログインできます!
ログイン