インタビュー
【 この人 】
「凡事徹底」が原点
2026年05月26日
鈴与自動車運送 加瀬沢 正義 社長
「働いている従業員を見ていると心底良い会社だと実感する。彼ら・彼女らを幸せにすることが私の仕事」。自身の原点は「凡事徹底」。「当たり前のことを当たり前にやり続けることが安全と安心を担保し、ウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態)の実現につながる」
売上高120億円、経常利益7億円を目指す新たな中期目標の達成へ、主力の海上コンテナ輸送と共に重量物輸送の拡大を図る。トラック適正化二法の柱として設定される適正原価を見据えた価格改定の交渉にも拍車を掛けていく。
安定した輸送力の確保へ、ドライバーの採用にも注力。本社エリアには自社で設けた「ハナミズキ保育園」があり、共働きの従業員でも安心して子どもを預けられる。「女性も活躍できる会社の強みとしてPRしていきたい」
「会社の成長には従業員一人一人の自立が不可欠」。個の自立は、鈴与グループの企業理念「共生(ともいき)」を実現する上で重要な基盤。全社員へ、運行管理者や簿記の資格取得、ITに関する基礎知識習得を証明する国家試験「ITパスポート」の受験を積極的に働き掛ける。
長年、鈴与のコンテナターミナル事業に携わり、地元清水港のターミナル運営の最適化にも尽力。今は実運送を手掛ける立場として配送先まで広がった視野を生かし、港湾物流のさらなる効率化に意欲を見せる。
20代から40代半ばまで空手に励んだ。基礎体力を保つと同時に「心も鍛えられる」とし、腕立て伏せ、スクワット、柔軟運動を今も欠かすことはない。
