インタビュー
【 この人 】
2024年問題はチャンス
2026年01月06日
キリングループロジスティクス 小林 信弥 社長
トラックドライバーの残業上限規制に伴う2024年問題により、キリンホールディングスとグループの各メーカーでサプライチェーン・マネジメント(供給網管理)以外の部署も物流に注目するようになった。「社長就任後は物流の重要性に気が付いてもらえるよう発信してきた。注目を浴びている今だからこそ、チャンスを生かしたい」
キリンロジは長年、製品を〝運び切る〟ことを目標に掲げてきた。現在はそれに加え、各メーカーに対して物流で提供できる価値を増やし、キリングループ内での存在を高めることを目指している。実現に向けてはキリングループが注力している健康科学分野、海外の事業会社支援といった新たな取り組みに挑戦している。健康科学分野では24年から、キリングループが注力するプラズマ乳酸菌原料の輸送を手掛けている。さらに海外物流では出張やオンラインでの面談を通じ、現地グループ会社と知見、好事例を共有している。「健康科学分野、海外物流の知見の蓄積とノウハウ共有は今まで一歩踏み出せなかったこと。新たなことにどんどん挑戦するよう、社員に促している」
自身は1992年にキリンビールに入社し、2020年にキリンロジの常務執行役員に就任するまで、物流に10年携わってきた。その中で災害時の支援物資輸送など物流が重視される場面を何度も目にした。「そのたびにキリングループでの物流の重要性や意義を考えてきた。グループ全体にもっと伝える必要がある」と実感した。
プライベートでは家族との時間を大事にしており、毎年夏に自身が企画し、旅行をする。「今年はスイスに出かけた」
