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2025.12.16付

【提言!出版物流の未来に向けて】第8回 「適正原価」求める困難 出版ジャーナリスト 飯田 一史氏

 出版業界では送り主側が運賃を負担するのが基本だ。一方、トラック業界では6月に成立したトラック適正化二法により、将来的に「適正原価」が導入される。この原則的なルールのまま運用した場合、中小書店が総倒れになる可能性がある。
 適正原価は、運送会社が自ら貨物を運ぶ時、または他社に運送を委託する時、国土交通相の定める原価を継続して下回らないことを義務付ける。適正原価を払わない荷主は、違反原因行為として是正指導の対象になる。
 何を基準に「適正」とするかで金額は変わる…

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