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2025.11.18付

【運転席から物流論】第268回 物流施設に忍び寄る植物 トラックドライバージャーナリスト 長野 潤一氏

 10月中旬のある日、勤務する千葉の運送会社の駐車場で、トラックの運転席に植物の種子がひっついているのに気が付いた。平たい三角形もしくは四角形で見慣れない形状だが、田舎で虫や植物に慣れ親しんで育った私は「動物や人について移動する〝ひっつき虫〟の類だ」と思った。周囲の地面に落ちて発芽しないよう、ガムテープで二つ折りに挟み可燃ごみに捨てた。一体どこでひっついたのか。

種子は西日本から運ばれた

 謎は数日後に、関西で解けた。2018年開通の新名神高速道路インターチェ…

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