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2025.09.23付
標準的な運賃 多様な契約 対応し切れず 中小零細の実態把握課題
なぜ労働時間を減らした――。厚生労働省にそうした問い合わせが絶えないという。背景に浮かび上がるのは、トラックドライバーの賃金が労働時間とともに減少し、困窮する実態だ。国土交通省は、標準的な運賃を示し、運送企業の適正運賃収受と賃上げを促すが、運賃契約が多様化した中で距離と時間ベースの標準的な運賃を活用しにくいケースは少なくないとする指摘もある。
近畿地方で以前、農協から農産品輸送を請け負っていたある運送企業では常時4トン車3台を手配しておくよう求められる一…
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