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2025.09.09付

【提言!出版物流の未来に向けて】第4回 効率化進まぬ共同配送 出版ジャーナリスト 飯田 一史氏

 出版業界で「通常ルート」と呼ばれる出版社―取次―書店を結ぶ流通では、東京都市部を除くと、ほとんどは取次各社の自家配送ではなく、取次複数社が乗り入れて行う共同配送だ。印刷所や出版社の倉庫から取次のセンターで地区別・地域別に分け、それを運送会社が各拠点に運び、幹線輸送する。長距離の場合は鉄道や内航船を使う。その後、各エリアへとトラックで運ぶ。
 出版物の共同配送は全国でエリア別に19の特積み会社が担っているという。物流業界でしばしば話題に上がる共配やモーダルシ…

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