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2025.08.19付

【提言!出版物流の未来に向けて】第3回 厳格な配達指定必要か 出版ジャーナリスト 飯田 一史氏

 出版業界では、出版社―取次―小売店の出版物の流通が「通常ルート」と呼ばれている。通常ルートでは、ほぼ毎日、深夜から昼過ぎまでかけて、全国の各エリア内の数十店舗の書店やコンビニを回って雑誌や書籍を配達し、返品分を回収するルート配送(ルート配本)が行われている。
 ルート配送を担当する運送会社にとって負担となるのが、チェーンストアや店舗、建物ごとの独自ルールだ。
 例えば、コンビニでは「食品は午前1~3時まで」「本は午前4~5時まで」などと厳密に着荷の時間が区切…

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