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2025.04.22付

【鉄道貨物のミライ】第20回 バブル崩壊と赤字脱却へ 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏

 

 JR貨物は民営化後、青函トンネルと瀬戸大橋の開通で全国ネットワークを完成させ、バブル経済を背景に順調な船出を迎えた。営業収益は1987年度の1727億円から90年度には2049億円と3年で約2割増え、全てコンテナ輸送が支えた。経常利益は同期間で59億円から74億円と15億円の増益となった。
 だがバブル崩壊で経営環境は根底から覆った。営業収益は頭打ちとなり、経常利益は91年度に19億円、翌年には2億円まで急減。93年度は発足後初となる38億円の経常赤字を計…

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