【注目】燃料価格　補助縮小で厳しさ増し　税制見直しも依然進まず

　トラック運送各社にとって、今年も燃料費の高止まりが続きそうだ。軽油価格が一向に下がらない中、昨年12月には燃料油価格激変緩和事業が縮小。廃止が期待されていた旧暫定税率も当面は現状維持の見通しで、企業からはコスト増に諦めの声が聞かれる。

　資源エネルギー庁によると、昨年の軽油の小売平均価格はリッター154～155円。価格が安定したのは、政府が石油元売りに補助金を出す「燃料油価格激変緩和事業」を継続してきたためで、高止まりしつつも大幅な変動は起こらなかった。…
　

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