【倉庫・ロジスティクス特集】3つのコスト増要因　24年問題で上げ基調　人件費の転嫁進展が鍵

　倉庫関連のコストのうち、建築費、電気代、人件費に着目すると、足元～今後にかけて人件費上昇の影響が見込まれる。建設・運送業界で2024年4月以降、それぞれ720時間、960時間の残業上限規制が適用され、折からの人手不足に拍車が掛かっており、人件費のさらなる増加が懸念されている。

建築費は漸増傾向

　建設物価調査会によると、15年を100・0とした東京地区の鉄骨造倉庫の建築費指数(工事原価指数)は、21年1月では105・4だったが、24年9月には135・4(暫定…

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