ニュース

メインビジュアル

2024.09.17付

【物流大転換 2024年問題】第2回 発着荷主の条件改善不可欠 大島 弘明 流通経済大学教授(NX総合研究所顧問)

 ドライバー不足と労働規制強化に伴う2024年問題の対応には、全産業平均より約2割長い労働時間、約1~2割低い賃金という厳しい労働条件を、全産業並みに引き上げることが不可欠だ。特に長時間労働の改善には、荷待ち時間や荷役時間の短縮が鍵を握る。
 22~23年に開かれた国土交通省の「持続可能な物流の実現に向けた検討会」の最終取りまとめでは、物流企業、特にトラック輸送の現場で働くドライバーの仕事は、発荷主との契約、指示に基づくものであり、物流現場の改善には、発・着荷主間の取引条件の見直しが不可欠と明示され…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください