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2024.07.16付

【鉄道貨物のミライ】第8回 旧態依然から脱却へ 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏

 1950年、朝鮮戦争の勃発に伴い特需が起こると、輸出入が活発化して貨物需要が急増した。戦争で疲弊した設備の応急措置は一段落したものの、車齢40年を超える機関車は200両以上、貨車は1万両近くあり、輸送力不足の対応のみならず安全面の問題もあった。
 48年から大型ボギー車の製作が始まり、51年には年間で5000両以上の貨車を新造。同時に、経済復興を反映し冷蔵車、通風車、家畜車、石炭車など特殊構造の貨車を建造した。
 大正期以降、鉄道貨物は主に「ヤード集結方式」…

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