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2024.04.09付

【労組から見た2024年問題】第1回 国の対応に今さら感 世永 正伸 運輸労連 副委員長

 トラックドライバーの残業上限規制と改正改善基準告示によって物流が制限されモノが運べなくなるリスクが、2024年問題として特にこの1年注目されてきた。率直に言えば、国の対応には今さら感が否めない。運べなくなるリスクは18年の働き方改革関連法成立の時点で十分に予想できたが、政府が政策パッケージを策定したのは昨年6月。24年4月まで残り1年にも満たないタイミングだった。
 インターネット通販の急拡大を背景にした17年のヤマトショックをはじめ、現場への負担のしわ…

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