【有識者はこう見る】2023年4～9月期決算

　悪化した荷動き、回復へ　JPモルガン証券シニアアナリスト　姫野良太氏

　2023年4～9月期は、荷動き停滞により、減収減益となった陸運企業が多かった。コロナ禍明けで思ったように個人消費が伸びなかったことが要因だ。総務省の家計調査などを見ると、旅行・外食といったサービス消費はコロナ禍前に回復しつつある半面、足元の物価高でモノが売れていない。
　陸運各社はドライバー残業上限規制に伴う2024年問題の対応で、必要な人件費や外注費の原資を得るため、運賃の適正収受を目指し…

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