【海上輸送ガイド】内航各社の運賃改定　「自助努力だけでは限界」　コスト増で環境厳しく

　今年に入り、複数の内航船社が運賃改定に動いている。背景にあるのが、さまざまなコストの高騰。燃料費や船舶修繕費、人件費などの増加分を自助努力だけで賄うのは難しい状況で、「今後も安全で安定的なサービスを提供するため、値上げを理解してほしい」との声が聞かれる。

　持続可能なサービスの提供に向け、物流業界では適正運賃・料金収受を推進している。トラックはドライバーの残業上限規制に伴う2024年問題を控え、政府が政策パッケージを策定。年内にも物価動向を反映したり、荷待ち…

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