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2023.07.11付

【サプライチェーン混乱から何を学ぶか?】第2回 日系企業への影響 拓殖大学 松田琢磨 教授

 日本では1990年代以降、経済の苦しい状況が続いた。多くの企業が売り上げ低迷の中で利益を確保するため、物流活動への取り組みを大きく変化させた。だが少なからぬ企業が自社を取り巻くサプライチェーン全体の最適化よりも、自社内の無駄な在庫を排除し効率化を実現する「リーン型物流」を強く追求した。
 コロナ禍は、この傾向が続いていた日本企業、日系企業を直撃した。前回触れた通り、2020年下半期以降、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界各地の労働者不足とモノの…

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