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2015.07.14付

【集中連載 国際経営の本質 現地化が進まない訳】第1回 意思疎通の構造的問題 古沢 昌之 大阪商業大学教授

 物流業界でも海外に市場を求める動きが加速している。日本通運はグローバル物流の強化へ、53年ぶりの組織改革を実施。一方、多くの日系企業は、現地の人材に経営を任せる〝現地化〟で課題を抱える。「構造的な問題がある」と大阪商業大学の古沢教授は話す。
 日本企業の現地化の遅れは、40年以上にわたり指摘されている。私は、日本企業と米国企業の中国子会社の社長の国籍を調べたことがあり、現地人を登用している割合は日本企業が9.8%なのに対し、米国企業は83.2%と対照的な結果だった。…

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