【運転席から物流論】第239回　トラ時速100㎞は現実的か　トラックドライバージャーナリスト　長野潤一氏

　国民民主党の玉木雄一郎代表がSNSのツイッターで「大型トラックの最高速度を時速100キロメートルにすれば時短につながる」という旨の発言を行った。残業上限規制に伴う2024年問題で荷物の約3割が運べなくなるといわれることへの打開案だが、ドライバーには批判的な意見が多い。「労働条件を改善するはずが、労働強化につながる」「事故の危険性が高まる」「荷待ち改善が先」といった内容だ。
　かつて、大型トラックには速度抑制装置(スピードリミッター)が付いておらず、一部トラ…

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