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2014.10.07付
ご当地探訪~福岡散歩「黒田官兵衛ゆかりの地をめぐる」福岡の礎を築いた男 当時から〝物流〟を意識
戦国乱世の中、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に重用されながらも卓越した才能ゆえ警戒された黒田官兵衛。それでも戦国を巧みに生き抜き、福岡52万石の礎を築いた。今年度のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が放送中。九州に舞台を移しドラマが佳境を迎えるいま、晩年を過ごした地・福岡や大分を中心に訪ねた。
【中津城】 海上交通の 要衝の地で
黒田官兵衛は豊臣秀吉の九州平定の功績により1587(天正15)年に豊前国(いまの福岡県東部と大分県北部)6郡12万石を拝領。山国川(当時は高瀬川)河口に位置し、周防灘に面する海上交通の要衝の地(現・大分県中津市)で翌年、築城を開始した。城造りの名手と呼ばれた官兵衛は川を天然の外堀に利用。海水を内堀に引き込み堅固な城を築き上げた。同様に堀に海水を引き込んだ今治城(愛媛県今治市)や高松城(高松市)と並び、「日本3大水城」と称されている。
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