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2022.06.07付

【物流プラットフォーム 再構築の時】第60回 環境への問題意識(23) 戦後の車解体部品の循環図 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 静脈物流の一例として、かつて筆者が調査した戦後の自動車用補修部品の流れを取り上げる。自動車産業は戦後、木炭車からガソリン・ディーゼルエンジン車に変わり、新しい燃料も加わり、昨今では電気自動車に変わろうとしている。産業の発展とともに、補修部品の供給体制も整えられてきた。
 戦後、多くは輸入車だった。故障すると必要になる補修部品は、思うように入手できない。日本車も、十分な補修部品体制は整っていなかった。頼るのは廃棄された車の解体部品だ。動けなくなり廃棄する車が…

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