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2015.06.09付

【地方都市と物流の未来】 第2回 人口移動は「結果」 日本総合研究所調査部 藤波 匠 主任研究員

 地方衰退の一因は、地域経済の伸び悩みにあると考えられる。経済基盤が縮小し、若い人材をみすみす流出させている地域は多い。
生産規模縮小し雇用も減少
 地方での経済基盤の縮小は、製造業の生産規模縮小や雇用の減少から容易に類推される。名目GDP(国内総生産)で見ると、わが国の製造業は平成3年をピークにほぼ横ばいから漸減で推移しており、25年までに3割減少した。製造業に代わり経済をけん引したのは第3次産業だが、12年以降は第3次産業も停滞。関東を除く全国でマイナス成長となっている。…

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