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2022.05.24付

【物流プラットフォーム再構築の時】第59回 環境への問題意識(22) 静脈物流と廃棄物の歴史 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 生産地、工場から卸・小売り、消費者への流れが動脈物流と呼ばれるのに対し、使用後の製品、商品の回収、生産・流通・消費段階で排出される廃棄物などの流れを静脈物流と呼ぶ。静脈物流も物流の大きな課題だ。戦後間もなくは、家庭が排出するゴミは市町村が回収に回り、工場から出る廃棄物はそれぞれの判断で運搬・処理し、使用済みの製品や中古品は古物商が回収に回って来たりして活用していた。
 焼却や埋め立てされる家庭ごみはともかく、多くの廃棄物は各所で、それなりに活用されていた…

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