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2022.05.10付

【物流プラットフォーム再構築の時】第58回 環境への問題意識(21) 静脈→動脈への発想転換 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 食品廃棄削減はもちろんだが、廃棄処理に困る食品関連品を活用する方法も重要だ。ここでも物流は鍵を握る。興味深い例として、筆者が選考委員長を務めた日本有機資源協会主催「食品産業もったいない大賞」で、2015年に農林水産大臣賞を受賞したスターバックスコーヒージャパンとメニコンによるコーヒー豆カスリサイクルを紹介したい。
 スターバックスでは当時1日に1店舗当たり約18キログラムの抽出済みのコーヒー(豆カス)が排出されていた。全国店舗で年間6270トンに上るが、少量ずつ…

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