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2021.12.14付

【「安全企業」のつくりかた】第90回 自転車とどのように向き合うか 東京海上ディーアール 主席研究員 北村 憲康氏

 歩道を走行する自転車は歩行者用の信号に従い、車道を走行する自転車は車道の信号に従う。当たり前の交通ルールだが、これらは、自転車が歩行者と自動車の間で居場所が安定していないことを示している。
 日本は、自転車乗用中の交通事故死者が国際的にも多い。国際道路交通事故データベースによれば、死亡事故に占める自転車乗用中の事故の割合は、日本が15%程度であり、アメリカの2%、イギリスやフランスの5%程度と比較しても突出している。
 この差を生む要因は大きく3つ考えられる…

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