原油高騰リスク再浮上　トラ経営に暗雲　100ドル台上振れ懸念も

　2月、原油先物相場の米国産標準油種WTIが1バレル60ドル台を回復。「短中期的に100ドルを超える可能性もある」と市場関係者は語る。コロナ禍と金融緩和でだぶつく投機マネーが、原油需給引き締まりへの期待感から一気に先物市場に流れ込む恐れが出てきた。この1年、軽油安にも支えられたトラック経営の土台が揺らぐリスクが急浮上している。

　ニューヨーク原油先物相場は連休明けの2月16日に続伸し、WTIは約1年1カ月ぶりに終値で60ドル台を回復した。ある石油市場関係者は…

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