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2021.02.16付
【海上輸送ガイド】新型コロナ感染防止策 船長に「上陸禁止」措置 陽性者を出さない覚悟
内航各社は新型コロナウイルスの感染を防止するため徹底した対策を講じている。日本長距離フェリー協会(尾本直俊会長)によると、2020年4~12月期の航走実績は89万602台と前年同期比で8・0%減った。緊急事態宣言の発出で旅客が再び打撃を受ける中、安全、安心に利用できる環境を整えようと各社は奮闘している。
一度乗船すると、県境をまたぐ移動となるため、各船社は「安全、安心の提供が最優先事項」と感染拡大の防止に向け細心の注意を払っている。
乗組員の感染防止には各社が率先して取り組む。新門司(北九州市)―神戸・泉大津(大阪府)を結ぶ阪九フェリー(本社・北九州市、小笠原朗社長)では、船長を「上陸禁止」としている。同社が保有するフェリーは全5隻で…
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