【「安全企業」のつくりかた】第64回　「重要事故パターン」を押さえる　東京海上日動リスクコンサルティング主席研究員　北村憲康氏

　事故を発生場所と発生時の自車行動により分類する。発生場所は、(1)駐車場(2)一般道(3)狭路(4)交差点(5)高速道路(6)施設出入り口(7)その他―、自車行動は、(1)バック(2)直進(3)右折(4)左折(5)進路変更(6)発進(7)停止(8)その他―に分けて、自社の交通事故をパターン分類してみる。そうすると、ほぼ例外なく気付くのは、分類した5～8つ程度の事故パターンが、全体の半分以上を占めることである。
　つまり、パターン分類をすると、事故の頻度の高…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください