インタビュー

【 この人 】
「シンカ」する企業に

2020年09月08日
ヒガシトゥエンティワン 児島 一裕 社長
4月、金森滋美前社長からバトンを引き継いだ。大手生命保険会社から転身。畑違いの運送業界に最初は戸惑ったが、従業員は皆真面目で誠実な性格で、忠誠心を持って働いてくれると感じ、感謝しているという。
「就任早々で新型コロナウイルスの手荒い歓迎を受けたが、抱える課題や計画を見直すきっかけと捉え、正面から向かっていきたい」と話す。
サービスに新たな価値を付け「シンカ」させたいと児島社長。「サービスを進化・深化・新化させ、顧客に新たな価値〝新価〟を提供したい」。人材育成やITを活用したサービス力を進化させる。
新しい風を入れることで従業員にとっても幸せを感じ、魅力のある企業を目指したいと考えている。
前の中期経営計画では、2021年3月期に予定していた目標を1年前倒しで達成。新型コロナの影響もあり、当初の計画を見直した上で、長期ビジョンでは30年3月期を目標とし、23年3月期を最終年度とする3カ年の中計を策定した。中計を第1ステージとして、東京証券取引所の最上位であるプレミアム市場に上場するために規模と収益力の向上に注力する姿勢だ。
今後はビル内デリバリー事業やオフィスサービス事業にもさらに力を入れる。事業領域を拡大すると同時に働きやすい職場づくりにも取り組んでいく。
アウトドア先での料理好きが高じて、家でも料理をする。妻の負担を減らすため、約3年間毎朝子どもの弁当も作ってきた。家族にも好評で、次は何を食べたいかのリクエストも受けながら、本格的な料理にも挑戦している。