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2020.01.28付
【物流プラットフォーム 再構築の時】第6回 ハードの設計視点③ 貨物を〝束ねる″基盤<内外航>【1】 東京都市大学名誉教授 増井 忠幸氏
もともと重量物をはじめ日本の物流は海運中心だった。日本海や北海道の産物を畿内や大坂、江戸に運ぶのや、築城用の巨石を運ぶのは海運によっていた。瀬戸内海を通って大坂、江戸へ向かう西回り航路や津軽海峡を通って江戸へ向かう東回り航路、東海道輸送に当たる大坂と江戸を結ぶ樽廻船(たるかいせん)や菱垣廻船(ひがきかいせん)が大いに栄えた。途中の寄港地では地場産業品が積み込まれ、産業発展に寄与した。
周囲を海に囲まれたわが国では、この状況は自然の成り行きであり…
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