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2019.11.05付
【物流プラットフォーム 再構築の時】第1回 物流の在り方を考える 卵が先か、鶏が先か? 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授
昨今「物流クライシス」ともいわれ、物流が注目されている。〝モノを運ぶ要求があるから輸送ルートや保管場所を設け、必要な荷役施設などを備えていく〟という考え方は自然で、従来この考え方によって物流網を整備・拡張してきた。だが逆に、〝物流の源である生産地や消費地を計画的に設定し、輸送や保管の場所を計画し、輸送網を構築する〟という考え方もある。
多くの電鉄会社が、何もない山林や原野に線路を敷設し駅を設けることによって新しく街を開発してきたことを考えれば、輸送網…
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