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2019.05.21付

【「安全企業」のつくりかた】第31回 薄暮時のはなし 東京海上日動リスクコンサルティング 主席研究員 北村 憲康氏

 日没の前後1時間程度を薄暮と呼ぶ。
 薄暮時の交通事故は他の時間帯に比べて多く、特に死亡事故は薄暮時を含む午後5~7時台に突出して起きており、他の時間帯に比べ5割以上多い。対策としては前照灯の早めの点灯がよくいわれる。
 薄暮時の危険を理解するために重要なことは、薄暮時は徐々に暗くなるから周囲が見えにくいだけではないという点である。薄暮時はそもそもヒトの視覚にとって苦手な時間帯であることを押さえておかなければならない。
 ヒトの視細胞には錐体(すいたい)細胞と桿体…

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