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2018.02.06付
【「安全企業」のつくりかた】第2回 罰則からロイヤリティ重視へ 東京海上日動リスクコンサルティング 主席研究員 北村 憲康 氏
社内の安全対策を事故時のドライバーへの罰則を中心にしている物流企業が少なくない。
前回で述べたように、安全対策は常に企業側がリードすべきと考えれば、教育が中心となり罰則制度ありきとはならない。だが、実際には罰則制度を持つ物流企業は多く、特に罰金制度についてはコンプライアンス(法令順守)上でも問題だ。
具体的に多いのは、事故時にドライバーへ罰金を科すケースで、例えば当該企業の自動車保険の免責金額分を一律に徴収するというもの。これは労働基準法第16条の…
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