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2017.09.26付

【著名人が語る トラックと私】 青春の証しに血が騒ぐ 考古学者 吉村作治さん

 私はエジプト考古学者です。大学生だった私が初めて現地に行ったのは昭和41年でした。エジプトに行く資金を稼ごうとアルバイトをしたのですが、その中に石屋さんでの石運びがあったのです。
 そのため大型の免許を取りました。石屋のある池袋と栃木県の大谷を週3回、授業の合間を縫って大谷石をひたすら運びました。その頃、重い物を荷台に上げる昇降機はトラックになく、木材を組み合わせて重い石を荷台に上げていたのです。
 石は本当に重く、時に投げ出して逃げたくなりましたが、…

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